仕事に活きるビジネス書の考察
こんにちは、アレグレです。
皆さん、ビジネス書は好きですか?
若い頃は「仕事は現場の数だけ色があるんだよ!評論家が何言ってんだ!」と、ビジネス書をバカにしていました。
今は、そんな昔の自分をバカにしています。(笑)
私は主に、IT現場のマネジメント系の仕事を生業としています。
ある年、こんな人が私のチームに入ってきました。
「有名なビジネス書に書いてあったので、このプロセスは絶対に成功します!」
一瞬、耳を疑いましたが冷静に聞いてみました。
で、あなたの考えや工夫はどこにあるの?
「。。。」
もちろん却下しました。
こういう人がいるとは聞き及んではいましたが、初めて遭遇した時には唖然としました。
さて、ビジネス書を仕事に活かすとはどういうことでしょう?
私がビジネス書を選ぶ、大きな基準は3つあります。
その1.理解できて租借できる
その2.失敗からの振り返り
その3.「気付き」を与えてくれる
その1.理解できて租借できる
まず、書いてあることが理解できなければ、自身の仕事に活かすことはできませんよね。
なるべく分かりやすく「考える余地」を残してくれている本が好きです。
「こうしなさい!」「ああしなさい!」的な内容は受け付けません。
※勉強しろ!と言われると、やりたくなくなる中学生と同じですね(笑)
その2.失敗からの振り返り
筆者自身の「事実」に基づいた内容であれば最高です。(若干、盛っているとしても)
仕事で起きる課題の本質的なところは、職種や業種に依存しないと思っています。
よって、著者の失敗談をうまく自身の仕事に置き換え・広げることができれば、思いつきの改善に比べて、その改善効果は上がるのではないかと思っています
その3.「気付き」を与えてくれる
汎用的な、課題の定義と解決への道筋(考え方)が書かれたビジネス書が好きです。
また、それを読んで自身の仕事に当てはめたら。。。と考える時間が好きです。
さて、これらを踏まえて読み込んだビジネス書が、どれほど適用できてどれだけ効果をもたらすのか?
経験則&感覚論ですが「2%」もあれば上々だと思います。
え!? たった2%?
実務に活かせると考えた:50% → 実務に適用してみた:30% → 効果が得られた:2%って感じですかね。
それも、大多数が「ジンワリ・ホンノリ・チョビット」の効果です。
※時々、おぉ!という場合もありますが。。。
実態はこんなもんです。
この2%の効果を50個積み上げれば100%になる。。。はず、の思いで日々精進です。(笑)
話を戻して、私の考える「仕事に活かせるビジネス書」の定義ですが、一言でいうと読者自身に「考える余力」を残しているか否かがポイントだと思います。
要は、最後は「自分で考えなさい」ってことですね。
こんな感じで、今後ともよろしくお願いします。
では、楽しいビジネスライフを!