仕事のメンタルが崩れるとどうなるか&崩さないために

こんにちは、アレグレです。

皆さん、仕事のメンタルはいかがですか?

 

私は過去に一度だけ、仕事でメンタルを崩したことがあります。
「何が原因でメンタルを崩したのか・何が問題だったのか・今後どうすべきか」を振り返り、私なりの解釈でお伝えしたいと思います。

現在、心の面で仕事がうまくいかないと感じている方への助け舟になれば幸いです。

 

はじめに、私の仕事の経歴など簡単にご紹介します。
私は元々、電子機器メーカーに就職し主に開発作業に従事していました。
開発といえども、単調な仕事の繰り返しで刺激がない職場でした。
5年目のある日、突発的に「40年この仕事は続けられない!」との思いが強くなり、年齢的にもラストチャンスと考え思い切って転職することにしました。
それが今の仕事(IT系)です。

 

1.私の仕事モチベーション推移
まずは、「モチベーション」にスポットを当ててみます。

 

前職の入社から現在までの仕事のモチベーションをグラフ化してみました。
※いや~、色々ありましたね~(しみじみ) 

f:id:Alegre:20180417231813j:plain客観的にみると、私は同じ環境が続くとモチベーションが落ちるようです。
また、周りから期待をかけられたり権限を与えられたりするとモチベーションは上がるようです。※分かりやすいですね。。。(笑)
そして、2016年のある出来事によりモチベーションが底辺まで落ち込みました。

 

2.メンタル低下ポイント
次は「メンタル」にスポットを当てます。

 

転職組の私は、同年代のメンバに追いつくため10年間がむしゃらに働きました。
結果、仕事を任されるようになり権限を与えられ、それなりに順風満帆な仕事人生を送っていたんだと思います。

※課長試験は落ちましたが。。。(^_^;

 

問題はその後です。
私はそれまでの実績を担いで、新しいプロジェクトの立ち上げに抜擢されました。
そこでは「これまでと違うお客様」「文化の異なる他部署メンバ」「数百人の開発メンバ」と一緒に仕事をすることになりました。

文化も違えば人も違う環境での仕事は初めて、もっと慎重に振る舞うべきでした。

が、私はこれまでの成功体験に胡坐をかき、過去の自分のスタイルを押し通そうとしてしまいました。

結果は言わずもがな。。。散々たるものです。

 

■何が問題だったか?
一言でいうと、「井の中の蛙 大海を知らず」ってやつです。

 

1.過去の成功体験を踏襲
・人や文化に違いに考えが至らなかった

・人は納得性のない押し付け仕事は真面目にやらないことに気付けなかった

・周りへの配慮が足りていなかった

 

2.組織活動の意識が欠落
・過去のプロジェクトは、自分がコントロールしているという驕りがあった

・自身の仕事のキャパシティがオーバーしても、過去の経験から自分が頑張ればなんとかなると思い込んでしまった

 

3.スキル不足
・1つのプロジェクトに10年いた私は、職人ではあったかもしれないが多能工人ではなかった
・人に頼ることができなかった(プライド。。。だったのかなぁ?)

 

結果、すべての仕事がうまくいかず、立ち回れず、人には頼れず。。。メンタルが崩れました。

 

■メンタルが崩れるとはどういった状態か?

さて、人はメンタルが崩れるとどうなるのか、私自身の実体験を元になるべく具体的に書いてみたいと思います。

※内面的なことなので、経験したことの無い人には理解し難いと思いますが

 

メンタルが崩れると、「気力」と「やる気」の鎖が切れた感覚を感じます。
※気力とやる気は、似て非なるものであることを初めて知りました。

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すると、以下のような現象が起きます。

・人と会話しても、その内容が全く記憶に残らない

・物事を深く考えることができない(頭が回らない)

・やろう!と思ったことが行動にならない(後回しとかいうレベルではない)

 

更に、気力(メンタル)とやる気(モチベーション)は必ずしも連動しないことも分かりました。

・やる気(モチベーション)は気持ち次第で何とかなる(場合もある)

・人との会話(行為自体)も億劫ではない

・でもやっぱり、頭も体も動かない(メンタル)

これは人の資質に左右されると思いますが意外な発見でした。

 

■メンタルを崩さないためにどうすべきか

いま振り返ってみると、意外に「当たり前のこと」ができていないことが、問題の本質的な要因だった気がします。

 

1.過去は過去
今をきちんと見る。

※過去の成功体験は便利ツールと考えるべし

 

2.人と会話する

やはり、人とのコミュニケーションは大事。
会話のない仕事はうまくいかない。

 

3.人に頼る(≒信頼する)

自分にないスキルは、いくら考えても「できない」し「分からない」。

役職・年齢などを気にせず、正直に「分からないから教えて」「手伝ってくれないか」と聞くことが重要。

実際、最新のモバイル機器なんかは、今の若い子の方が詳しいし扱いもうまいですからね。

 

4.キャパを知る

自分で見極めることは難しいと思いますが、意外と重要と感じています。

あきらかに、自分(組織)のキャパを超えた仕事を受けた場合は「できない」と言う。

できないことを、できる(風)に見せて成果を出さないのは犯罪と同じ。

※「できない」と言うだけなら、だれにも迷惑はかけませんし

 

5.開き直る

これは社会人としてどうか?と思うところはありますが最終手段です。

自分だけの力では何ともならない場合(上司が話を聞かない、周りの協力を得られないなど)、その時は「上手に」開き直りましょう!

怒られるとは思います。。。が、ただそれだけのこと。

※注:会社やその時の状況にもよります

 


最近、「働き方改革」というキーワードが世に定着しつつありますが、実態としてそうはなっていない仕事現場も数多くあると思います。 

 

そういった仕事環境で働く場合、まず「会社は個人を守ってはくれない」ことを認識しましょう。(社員といえども)

過去に長期休暇や退職を余儀なくされた人たちを何人か見てきましたが、会社は「産業医の指示に従いなさい」「病院に行きなさい」というだけです。

会社に義理人情やお情け頂戴的な感情を持つのは間違っています。

例えば、上の場合は個人にとっても最善策であり対応としては間違っていません。

会社とは「そういうもの」なんです。

 

それらを踏まえた上で、自分のため家族のため「自分の身は自分で守る」スキルも、これからのビジネスマンには必要なのでは?と思う今日この頃です。

 

仕事は頑張って損はないと思います。

但し、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というように、度を超えた頑張りは場合によって自分を苦しめ周りに迷惑をかけることになります。

私自身、これからは「頑張って手を抜く」ことも考えていこうと思います。

 

では、楽しいビジネスライフを!